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アレクサンダー・テクニック

たった2週間で驚くほど身体能力が上がった嘘のようなホントの話:中編

こんにちは、国際ライブインタラクション研究所所長の三輪えり花です。
2週間で驚くほど身体能力が上がった話を三回の連載でお届けしています。
この連載はじめ
この連載中編
この連載完結編

前回は、1993年の冬に2週間の通訳をしている最中、1週間で声が出なくなり、残りの1週間をひそひそ声だけで通訳した残念な話をしました。

そして1994年の夏、英国王立演劇学校(RADA)の英国外(東京)での二回目のワークショップには、校長ニコラス・バーターだけではなく、身体表現コーチのイラン・レイシェルがやってきました。(敬称略)

このイランとの出会いで私の人生は大きく大きく変わることとなったのです。

という話をいたします。

イラン・レイシェルは、アレクサンダー・テクニックの指導者です。FMアレクサンダーから直接教えを受けた数少ない貴重な国宝のような人です。

アレクサンダーとは

バーター先生は、1年目のワークショップのあと、日本の俳優には身体への意識が足りないことを見抜き、2年目があるならどうしても身体表現の先生が必要だと力説し、プロデューサーを説得しました。それでレイシェル先生の来日が叶ったのです。

イラン・レイシェルの身体表現のクラスは、寝っ転がってゆらゆらしたり深呼吸に入ったり、そして、とてもスロー。

あとは動物や雲や植物の写真を見て、
「何に気がつきましたか?」。

何の役に立つの? 
こんなにスローでは、お金を払ってきた人たちは、ただ遊ぶだけにお金を払ったんじゃない、と怒りだすのではないかとハラハラしたくらいです。

そんなことが最初の1週間。
2週間目の月曜日に彼は、FMアレクサンダーという人の話を始めました。

アレクサンダーについてはこちら

「アレクサンダーは、体の微妙なバランスが悪いと声がいともあっけなく出せなくなることを発見したんですね」

わたし、ハッとしました。

半年前の冬、緊張もしていないのに、風邪でもないのに声が出なくなったのは、私の立ち方のせいだったのではないか、と。
そういえば、わたし、大学に入るときに左足首にヒビを入れてから、ずっと右足体重でした。

それで、いくら緊張していないと自分では思っていても、やはり通訳(わたしの場合、ほぼ同時通訳で、しかも芝居の稽古なので5時間ぶっ続けです。休憩時間はスタッフとの通訳もありますし)という、瞬間的にあらゆる脳と記憶と想像力を働かせなくてはならない作業では、自ずと、癖のある立ち方になってしまうのでは?

右足体重で、意識が言葉の作業に集中しているから、ボディが完全に疎かになっていれば・・・

はい、アレクサンダーが声が出なくなった時と、ほぼ同じ原因で、声帯に負担がかかっていたのです!!

これがわかってから、自分の体にもっと意識を向けるようになりました。

イラン・レイシェルは私に、
通訳しながら一緒にやりなさい、
一緒にやれば体験として理解できるから、
と勧めてくれました。

それでこの3週間、アレクサンダー直伝のアレクサンダー・テクニックをわたしは一緒にやりながら通訳し続けたわけです。

「病気でもないのにどこかに不調があるのは、頭から首にかけてのながれがどこかでじゃまされているからです」

そうか!

で、たしかにその通りになったのです、わたしの場合。

こう見えて、私は物凄い運動音痴で・・・
つづく(笑)

【今日のライブインタラクション】
頭がどこにあるか、意識してみよう。

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