投稿者: LIT

  • 基礎レッスン6:想像力と読解力

    ライブインタラクションは、伝えたいことを伝わるように伝える秘訣です。

    当然のことながら、表現者にとって必須の「自分基盤づくり」になるわけです。

    そして、これまで見て来たように、それが一般の方にも、人間として社会で気持ちよくいきて行くために必須の「自分基盤づくり」であることはおわかりいただけたと思います。

    さて今回のレッスンは、人前でものを表現することに直結するテクニックですよ。

    楽しんで進めてくださいね。

    「伝わる」とはどういうことか

    演劇の演技の基本に、

    「相手に、自分の意見に賛同してもらうことを目的とする」

    というのがあります。

    どんな行為にも言葉にも、そこに相手がいる限り、「相手にこうあってほしい」という願いが含まれています。

    けれど、ただ一方的にあなたの気持ちを言っても、実は、あなたは伝えているつもりかもしれませんが、相手には何も伝わっていないことが多いものです。

    「これ、美味しい」というときも、

    「何これひどい」というときも、

    会話の相手に、あなたに賛同してもらいたいから、言葉にしているのではありませんか?

    エクササイズ 10

    X 日常会話や電車の中での他人の会話に耳を傾け、話者が互いに何を求めて会話をしているのか、観察しましょう。

    ぜひ、観察記録をコメントにお知らせ下さい。

    相手に何かを伝えたい時、相手はどんな人なのか、どんな話なら興味を持ちそうか、リサーチはたくさん行いましょう。

    スピーチやプレゼンテーション、舞台など、聞き手が集まるイベントの性質、年齢、性別、経済的ゆとり度などがヒントになります。

    伝わるようにするために、次の構造を意識してみましょう。

    1 どんな掴みにするか(相手が聞きたいこと)

    2 メインのテーマで何を訴えるか(あなたが伝えたいこと)

    3 相手にどんな行動をとってもらいたいか

    芸術的表現(戯曲やオペラ・バレエの台本など)の場合も、掴みが最初に来ます。

    そして、2・3・4を常に意識しながら、作品をつくっていくことになります。

    スクリプトを読む=想像力と読解力

    「読む」にもいろいろあります。

    黙読の「読む」。音読の「読む」。

    ライブインタラクションで言うところの「読む」は、「伝わるように」音としての言葉、顔の表情やボディランゲージの全てを総動員することを言います。

    相手に伝わるようにするためには、相手がどのような状態にあるのか、想像する力が必要です。

    台本(スクリプト)の書き手が何を言わんとしているのかを読み解く読解力も必要です。

    読解には想像力が必要ですし、想像力を羽ばたかせるには読解力が必要です。

    想像力と読解力をつけるのに一番手っ取り早いのは、読書です。

    詩や小説、童話やエッセイ、なんでも構いません。どんどん量を読んでくださいね。

    エクササイズ 11(想像力)

    X 「つき」という音から、何を思い浮かべますか?

    「つき」という音で思い浮かべたものは、いくつかあると思いますが、それらにはどんな気持ちが付随していますか?

    好き? 嫌い? 楽しい? 悲しい?

    「つき」で思い浮かべたものをイメージしながら、そこに思い切り「好き」か「嫌い」の気持ちを込めて口に出してみましょう。

    ライブインタラクションには、想像力開発のエクササイズが沢山あります。

    メールのレッスンでも折に触れ、ご紹介していきますので、楽しみにしていてくださいね。

    単語ごとの想像力を伸ばしつつ、文章全体を読み解く力もつけましょう。

    長文のスクリプトの場合は、どんな構造になっているのかを見つけます。

    それが、「段落分け」です。

    1 全体として何を言おうとしているのか(全体の趣旨)

    2 全体を部分に分ける(段落分け)

    3 部分ごとに言いたいことを見つける(段落ごとのまとめ)

    表現芸術の台本の場合は、全体が悲劇でも、喜劇的な場面が挟み込まれていることもあります。

    主役が悲劇的でも、周りの登場人物は極めて明るい場合もあります。

    そうしたことを見つけていき、それぞれの登場人物の役割は何かを、確認しましょう。

    読解力アップに必要なもう1点。

    それは、知識です。

    昔、ロンドンで今は亡き蜷川幸雄作品を見たことがあります。

    舞台のそこかしこに、室内であるにもかかわらず、真っ赤な彼岸花が咲いているという舞台装置でした。

    ロンドンの観客は、「赤い花を家の中に咲かせるのは、生け花文化だろうか、綺麗ね」で終わり。でも、彼岸花の意味するところを知っている私には、その建物の中で死んでいった何人もの女性の魂のようで、なんて素晴らしい舞台装置なんだ、と感動しました。

    彼岸とは、生と死の境を意味することを知っていれば、「彼岸花」という言葉に辞書上の意味以上のことを想像することができます。けれど、「彼岸」の意味を知らなければ、想像のしようもないのです。

    知識を増やしましょう!!

    最近では、テレビでもネットでも、知的好奇心をくすぐる企画が沢山放送されています。クイズ番組もとても面白いですよね。

    そういうものをきっかけにして良いので、どんどん知識を仕入れていってください。

    ライブインタラクションは世界の人と繋がれるテクニックです。

    けれど、世界のことを知っている必要もあります。

    ウィキペディアをちょっと覗くだけでも良いので、宗教的なことと、基本的な歴史を押さえておくことをお勧めします。

    エクササイズ 12

    X 1日の空き時間に、世界の歴史・世界の宗教・世界の文化に関わる項目を一つ、インターネットで調べましょう。

    ライブインタラクションのメールレッスンでも、随時、こうしたことに触れていき、ご紹介していきます。楽しみにしていてくださいね!

    気がついたことやシェアしたい学びはぜひ、コメントへ。

    お待ちしています。
    Laugh, Love, Live!

    三輪えり花

  • 基礎レッスン7:まとめ

    7回にわたって行なってきたライブインタラクションの基礎レッスンもとうとう最終回です。

    長期間、お疲れ様でした!

    こうして最後までお読みいただいているということは、すでにあなたは変化を感じてきているかも知れませんね。

    だとしたら、とても嬉しいです。

    最後に、全体のまとめをしておきましょう。

    ライブインタラクションは伝えたいことを伝わるように伝える秘訣

    ・ライブインタラクションは、目の前の現実を変える力を秘めています。

    ・ライブインタラクションは、演技術・演出法を使っています。

    ・ライブインタラクションは、伝えたいことを効果的に伝える必要のある、表現者と教育者・指導者に必要不可欠な技術です。

    ・ライブインタラクションは、3ステップが必要です。

    1 プレゼンス(存在感)

    2 ヒューマンネイチャー(人間の行動原則)

    3 インタラクション(相手の心理を読み、それに対応していく力。交流力)

    ・ライブインタラクションが、演劇の力を使うのは、バーチャルな空間や設定で、様々なことをシミュレーションして練習できるからです。練習するから、いざという時に対応できる力を養うことができるのです。

    ・ライブインタラクションは、想像力と読解力も養います。

    エクササイズ ラスト

    X1 あなたにとって、ライブインタラクションの良さは何ですか?

    X2 ここまでレッスンを続けてきて、どんなことが役に立ちましたか?

    X3 ライブインタラクションをどんなかたに勧めたいですか?

    コメントにぜひご記入をお願いします。

    ライブインタラクションの輪が広まれば広まるほど、社会は生きやすくなると思いませんか?

    よろしければ、このPDFとライブインタラクションのメールレッスンを、ぜひ、大切なお友達に伝えてあげてください。

    これからも、動画レッスンや新しい記事など随時更新していきますので、たまにチェックしてください。

    もちろん、メールレッスンでは、更新情報も掲載します。

    あなたが、ライブインタラクションのパワーと魅力に気がついて、面白そう、やってみたい、と思ってくれたら、私はとても嬉しいです。

    なぜなら、ライブインタラクションを身につけると、それだけで毎日の人との交流から生まれるストレスを軽くでき、人生が明るく楽しく、満足感に満ちたものになると私は信じているからです。

    これからもあなたが、ライブインタラクション能力を高め培い、素晴らしい人生を謳歌されていくことを心から願っています。

    お読みいただき、ありがとうございました。

    Laugh, Love, Live!

    国際ライブインタラクション研究所

    プレジデント 三輪えり花

    国際ライブインタラクション研究所は、アメリカ合衆国の株式会社 IKI, Inc. が運営しています。

    追伸:

    この7回レッスンの後は、引き続きメールにて、ライブインタラクションに役立つレッスンと情報をお届けします。

    どうぞお楽しみに!

  • 基礎レッスンのおさらい

    ~相手の心を動かす演技術~

    7回のレッスンは、いかがでしたか?

    あなたの集中力と持続力に敬意を評します。

    お疲れ様でした!

    何か、聞きたいこと、わからないことなど、質問はありませんか?

    いつでも、下記のフォームでメールをください。

    [contact-form-7 id=”16″ title=”コンタクトフォーム 1″]

    明らかにいたずらだと思われるものには返信いたしませんが、この一連のレッスンをここまで熱心に取り組んでくださったあなたがいたずらメールを送るとは思いません。

    私も真摯にお答えしていきますので、遠慮なくメールしてくださいね。

    ありがとうございます

    あなたとこうして繋がれたのも、何かのご縁、心から感謝しております。

    ご縁を大事にして、三輪えり花から、こうして7回にわたり、ライブインタラクションのエッセンスを伝えてまいりました。

    私はこれは、本当にどんな人にも、役に立つものだと信じています。

    • 実演芸術家(俳優や歌手、ダンサー)にも。
    • お母さん・お父さんにも。
    • 教育の現場でも。
    • ビジネスの現場でも。
    • 学生でも。
    • お子様でも。

    誰かに、何かを伝えたいときに、きちんと伝えるために、表現力が必要なのです。

    どんなに発声や腕の動かし方を習っても、表面的なだけでは無意味です。

    どんなに喋り方や瞳の使い方を習っても、相手の心を動かすことができなくては無駄です。

    まず必要なのは、

    ・伝えたいこと(内容)

    次に必要なのは

    ・相手に伝わるように、というあなたの思い!

    ライブインタラクションは、相手の心を動かす演技・演出術です。

    三輪えり花が世界の著名な演出家や演劇教育者から学んできた、演技と演出の技術がベースで、ビジネスマンや言語教育者たちに指導してきた経験を組み入れています。

    表現ができるようになると、誰かに頼らなくても、自分自身を演出するセルフディレクティングができるようになります。

    これは、直前に原稿を渡される経営者や、映画やドラマの撮影など、リハーサル時間が短い時やインタビュー、オーディションなど即興的に対応しなくてはならない時、とても役に立ちます。

    3 WHY NOW?  なぜ必要か、の項目でも述べた通り、ライブインタラクションは、今、緊急に必要とされてきています。

    いろいろなところから、「まさにこのスキルが必要だ」と言われ、大学や地域から、教えて欲しいという声をたくさんいただいているので、よくわかります。

    ① 一方通行のコミュニケーションや間違った俳優訓練が横行して、伝えたいことが、却って伝わらなくなってしまっている現状。

    ② きちんと発信できないと日々の生活にも多大なストレスがかかる現状。

    ③ リアルなコミュニケーションを、安全な状態で練習するチャンスが、今の日本では必要だという現状。

    ライブインタラクションは、演劇の力を使っているので、伝えたいことを伝わるように伝える力を、バーチャルで安全な状態で、シミュレーションしながら練習することができるのです。

    私たち人間が社会で生きていく上で、相手の気持ちを思いやる、相手の立場になる、ことがまず何よりも大事。

    俳優や芸術表現者も、登場人物を理解するためには基本的技術と知識とシミュレーションが必要で、それがなくては、演技は下手なまま、人気を失い、職を失ってしまうでしょう。

    生きがいを失ったり、人との軋轢で悩んだり、夢のないつまらない人生を歩むことになってしまうかもしれません。

    私たちは全員、ライブインタラクションが必要です。

    熱心なあなたが、ライブインタラクションを良いと思ってくださるなら、ぜひ一人でも多くの、必要としているかたに、ライブインタラクションを紹介してあげてください。

    あなたにはこれから、あなたを輝かせていくようなライブインタラクションのポイントがメールで届きます。

    どうぞお楽しみに!

    Laugh, Love, Live!
    これからもずっと長くあなたの友

    三輪えり花

  • ベラ・レーヌ・システム

    ベラ・レーヌ・システム Bella Reine System

    フランスで活躍した女優ベラ・レーヌによって開発された、真にリアルな演技をするための練習方法。

    日本では、ベラの直弟子である岡田正子(演出家)が普及。

    せりふを言うにしても、せりふのない場面にしても、心の中で実際に何を具体的に喋っているのかを大事にする。

    基本のエクササイズは、10段階。

    ベラは日常に演技の種があることを重要視し、エクササイズ(フランス語で言う所のエテュード)は、日常の細々したことにどれだけ意識を注いでいられるか、に目を向けている。

    これを深めていくことで、どんな場面にも、誰もが納得のいく、リアルな深みのある演技ができるようになる。

    岡田正子の開くワークショップでは、実際のエテュードを行う演者を観察することで登場人物の内面を読み解く力も養われる。

    参考文献

    ベラ・レーヌ・システムそのものの書籍もございます。
    お問い合わせください。

  • シェイクスピアの演技術

    表現者として避けて通れないのは、シェイクスピア