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基礎レッスン5:ボディ・ボイス・マインド
身体・声・精神
これまでのレッスンはいかがでしたか?
ライブインタラクションの基本3ステップを終えて、ご自分がいつもより解放されていると感じたり、あるいは他者を見る目が変わったと感じてくれているなら、それはとても良い兆候です。
このレッスン5では、これまでに培ったマインドと知識を、実際に日常生活や仕事の場面で活かすために必要な要素を高めていきましょう。
プレゼンスがとても大事なわけ
ヒューマンネイチャーを知り、ステイタスの原則を使ってインタラクションをしていく、その際、自分のプレゼンスが豊かでおおらかであることが鍵。
自信のない、卑屈なプレゼンスでは、相手に対してより良い反応を引き出すことはできません。
だからこそ、プレゼンスを高めることが何よりも大事なのです。
このことは、多くの優れた先人も言っています。
”多くの人は、表層的で付け焼き刃的な解決策を求める。・・・そしてそれがうまくいかないと次の「解熱剤」を探す。根本的な成長過程を無視して、だ。それは中身のない表向きだけのこと・・・。すぐにまた問題が現れる・・・”
(スティーヴン・コヴィー『7つの法則』)
とはいえ、私たち演劇人は、心と身体が一つのものだと知っています。
そして、俳優訓練的には、心を変える(動かす)ためには、身体の状態を変えてみるのが一番の近道。ですから、理想的なプレゼンスは身体の理想的な身体のあり方からアプローチする方法もあるのです。
やってみましょう。
姿勢 (Posture)
あなたは、あなたです。それを喜びを持って受け入れ、うなじを伸ばし、大地を感じてください。芯のある姿勢は、流れるような動作と自然でスッキリした歩きかたの元です。
<心と体に負担のかかる姿勢>
時に、良い姿勢と言われているものが、実は、身体と心に負担がかかるものである場合もあります。ここでじっくりチェックしてみましょう。猫背や胸を張りすぎてそっくり返ってしまうような姿勢は、首が後ろへ折れてしまうか、あるいは硬くなってしまって身動きが取れな状態です。こんな姿勢からは豊かな心も想像力も出て来ず、偉そうにするか、卑屈になるかしかありません。
<心にも体にも良い姿勢>
バランスのとれた姿勢は、うなじが高く軽やかに天に浮かぶ感じ。視線は遥か彼方の未来を見据え、地に足がついている状態です。何もかもバランスが取れていて、上下左右に体も意識も広がっていきます。こうした姿勢からは、伸びやかでおおらかで可能性に満ちたプレゼンスが生まれます。
発声と発語(Voice)
本来の自分らしさ、あなたならではの声を発見しましょう。
しっかりと遠くまで届き、かつ心のこもった声とは。そしてそれを手に入れるために何をすればいいのか。喋るための呼吸法、無理せずに響く発声法、そして自然に響かせる発語を学びます。
地に足をつけて、首と頭が楽に浮かび上がっていくように感じてみましょう。
表情は、ものすごく嬉しいニュースを聞いた時の「えーっ!!!」と大きく瞳を開き、笑顔の口が大きく開いた時の顔を基本にします。
そして、声を出す時は、鼻からも口からも音が響いて出ているのだ、ということを思い出してください。
発声と呼吸、そして身体に関して、詳しく知りたい方は、三輪えり花の著書『英国の演技術』をご覧ください。英国王立演劇学校の俳優訓練の秘密を世界で初めて公開している本です。
これからのメールの中でも、折に触れ、呼吸・発声・身体をバランスよくチューンアップし、最高のプレゼンスを目指せるようにご紹介していきますね。
エクササイズ 9
次の台詞を、声に出して言ってみましょう。
ハムレット
生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。
(現状維持か、現状打破か、問題はそこだ)
ジェイキス
この世は全て、一つの舞台。
人間全て、一人の役者。
その時、何を考えながら言っているでしょう?
ご自分の脳内が、言葉に反応していく様子も観察しましょう。
このようなエクササイズを実際にやってみたい人は、気軽に三輪えり花にご連絡くださいね。
何か気づいたことや質問があれば、コメントへ遠慮なく書き込んでくださいね。
Laugh, Love, Live!
三輪えり花
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