基礎レッスン4:インタラクション(呼応力)を養う

レッスン4 インタラクション

レッスン1のエクササイズは、

「あなたにとって「相手と交流する」とはどういうことだと考えていますか」でした。

あなたの答えはどうだったでしょうか?

インタラクション(inter-action)とは、互いの行動が行き来するという意味です。

高速道路のインターチェンジは、変化するポイントを通して行き来するという意味。

国際的という意味のインターナショナルは、国(ネイション nation)が行き来するという意味。

テレビやビジネスでいう、双方向性という意味のインタラクティブ(inter-active)は、インタラクションが元になっています。

コミュニケーションと、どう違うの?

本質的に、同じです。

ただ、コミュニケーションの方が意味が広く、一方的な発信も、コミュニケーションと呼ばれるのです。

マスコミ、という単語は、マス(広範の)コミュニケーションという意味ですが、ほぼ、一方的な発信ですよね。(マスコミも、インタラクションが大事ということはわかっています)

というわけで、双方向に重要性を置くときは、インタラクションという言葉を使うことになります。

インタラクションの仕組み

インタラクションは双方向性です。

皆さんは、リアクションという言葉はよくおわかりだと思いますが、インタラクションは、リアクションの繋がりだと思ってみてください。

注)チェーンリアクション(連鎖反応)という言葉もありますが、これは、次々にその先へ反応が引き起こされていく状態です。インタラクションは、当事者の間でのリアクションの繋がりです。

リアクション、ということは、何かに対してリアクションをとる(反応する)わけですから、そこには「何か」がなくてはいけません。

青い空を見て、その反応が「気持ちいいなあ」(ヒューマンネイチャー)だったり。

ボールが飛んできて、それを認識したら、避ける(ヒューマンネイチャー)だったり。

刺激に対するリアクション、それが相手に新たな刺激となり、相手はそれにリアクションをとる。

その連なりがインタラクションです。

で、私たちは、相手と良好な関係を作りたいですよね?

え? あなたは俳優で、悪役を演じなくてはならないから、良好な関係なんて結ばなくて良い?

いいえ、とんでもない!

悪役として、相手の登場人物と悪い関係を作らなくてはならない。ならば、だからこそ、相手役の俳優とは良好な関係を結んでおかなくてはなりません。

さて、では、良好な人間関係は一体どうやって作ればいいの? というのがあなたの次の質問ですね。

その鍵は、「ステイタス」です。

ステイタス

ステイタスは、「立場」という意味です。

社会的で公の立場と、内面の心理的立場があります。

例えば、

・褒められる=心理的ステイタスが持ち上げられる。

・馬鹿にされる=心理的ステイタスが下げられる。

自分のステイタスを下げられたら上げたくなり、上げられたら下げなくてはいけない気になります。

わかりますか、ステイタスのバランスを取ろう、としてしまうのもまた、ヒューマンネイチャーなのです。

あなたがプレゼンスのワークで自信を取り戻し、ヒューマンネイチャーを理解し、それを相手へのリアクションに使っていけば、良好なインタラクションがスムーズに生まれていきますよ。

では、ステイタスのエクササイズをしてみましょう。

エクササイズ 8

X1 あなたがステイタスを下げられたと感じた経験はなんですか?

X2 あなたがステイタスを上げられたと感じた経験はなんですか?

X3 周りの人が、どんな風にステイタスを使っているか、観察してみましょう。

答えや感想はコメント欄へ、お待ちしています。

Laugh, Love, Live!

三輪えり花


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